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2008年6月

2008年6月23日 (月)

鈴鹿山系、湖東の森林   RICOH GX100

2008/06/22  くもり、一時あめ

 先週に続いて森林の観察ツアーがあり、参加しました。今回は鈴鹿山脈北部、滋賀県側の湖東の山間部です。

 長年にわたって琵琶湖の乱開発問題を中心に、全国の森林、河川、湖沼などの環境問題に取り組んでいる大阪の知人の企画です。

 滋賀県は財政難から、最近、営林公社の廃止計画を進めています。この公社は、琵琶湖総合開発計画の一環として、周辺の山林を個人所有者から借り受けて公社による管理、営林事業を行うことを目的として始められたものです。

 ところが、営林公社の経営は、林業の不振にともなって大幅な赤字、負債を重ねることになり、破産状態に陥ってしまいました。

 嘉田知事は、この営林公社の廃止、整理をおこなうために、大阪府、京都府などの債権者に対して債権放棄を申し出ています。

 そして、膨大な琵琶湖周辺の営林公社の管理する森林を経営難のために、所有者に返還するというのです。滋賀県に放り出された森林は、一体、どうなるのでしょうか。

 今回のツアーは、この営林公社の管理する森林の実態を現地で観察するという企画でした。実情は、先週の愛知県三河地方の森林とまったく同様です。

 多くの森林が、密植、立ち枯れ状態で、荒廃が進んでいます。この状態で、さらに営林公社が所有者に返還すれば、一層の荒廃が深刻化することは間違いありません。

 日本の森林、国土の荒廃が環境保全の限界状態に近づきつつあることを実感しました。      

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           保水力にすぐれた雑木 ヤシャブシ

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      植林のあと、シカに若木を食べられないための防止袋らしい

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                 山の中腹から琵琶湖を望む

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                 クマ被害防止用のテープだそうだ

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          手前はよく管理されている。奥は未管理な林

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               木の枝に生み付けられたアマガエルのたまご

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     よく整備された 県営・御池林道だが、側の山は全くの未管理状態

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   奥は人工林の杉林、手前は雑木林。どちらが森林として豊かなのか・・・

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    すばらしい愛知川上流。この清流の下流には県営永源寺ダム。

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湖東三山 永源寺  Ricoh GX100

2008/06/21 くもり

 三重県桑名に生まれ育った私は、子どものころ、夕日が沈ずみはじめ紫色に染まる鈴鹿山脈の向こうがわには浄土があるのではないかと、その幻想的な風景をながめながら密かに憧れをいだいていました。

   私が山河を愛する原風景のひとつです。

 その山の向こう側のふもとに、日本の仏教文化史の拠点のひとつとして称えられている湖東三山があり、一度は訪ねてみたいと想っていました。この度、幸いにも他の行事とのついでに立ち寄る機会ができました。

 新緑の森のなかに形成された境内は、いずれも坂道と階段が伽藍をつないでおり、したたるような緑の空気を深呼吸しながら、また秋の紅葉の彩りを想像して歩きながら、千数百年の歴史を実感しました。

 西明寺の入り口、本堂、三重塔、門、いずれもみごとです。境内のにわ、もりは苔むして、まさに幽玄の雰囲気です。

 地蔵仏の列に沿って延々とづづく坂道の参道の金剛輪寺も、素朴な境内の百済寺も日本の文化の拠り所を感じさせる趣がありました。

 だだ、歴史的に継承された本堂や門などの建造物をよく見ると、元々は極彩色の絵が描かれていたことがわかります。緑の森のなかに、鮮やかに彩られた建造物が秩序よく並ぶそれぞれの伽藍の荘厳さを偲ばせます。

 新緑の湖東三山のスナップです。 RICOH  GX100で。

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             西明寺入り口、境内はみごとな庭

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            優雅な佇まいの三重塔

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            前に立つ者の気が引き締まる仁王像

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           延々と続く地蔵像の列と金剛輪寺参道

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                 こころ洗われる百済寺二門

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         整然と整理された道場の感がする永源寺境内

 

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2008年6月16日 (月)

三河の森林と炭焼塾  Ricoh GX100

2008/6/15 晴れ

 今日は、愛知県の東部を流れる豊川(とよがわ)の再生と流域社会の共生を求める活動をしている私たちの団体が主催した、水源地域の森林を見学し、山村活性化に励む炭焼塾を訪ねるプログラムがありました。

 水源地域の森林の80数%が人工林ですが、管理が行き届かず荒廃しつつあり、将来が心配されています。

  林業を目的とした杉、檜などの人工林は、植林してから20年間ほどは下刈りや枝打ち、間伐などの管理が必要です。しかし、外材輸入や新建材の普及などで日本材の利用が低迷し、高齢化による林業従事者が激減したこともあって、ほとんど管理が放棄されているのが実情です。

 多くの個人所有の森林は、採算がとれないために管理されず、地域外の所有者の森林も放置状態です。森林管理の必要性、重要性が指摘されてはいますが、実際の管理は簡単ではありません。

 戦後、5,60年前から地域政策として補助事業による植林が進められました。しかしその後、燃料革命や外材輸入による林業衰退と過疎化で管理されなくなったのです。

  地域も高齢化率40%以上の限界集落状態です。これからさらに、その影響、弊害が深刻になることは間違いないと、危惧されています。

 今回は、設楽森林組合の伊藤さんの案内による管理されていない森林と管理されている森林、それに原生林を観る企画。そして厳しい状況の中で、山の豊かさを活用した山村活性化に取り組んでいる斉藤和彦さんの「三河炭焼塾」の活動を見学しました。

 森林の実態、管理の必要性と困難さを現地で実感し、:豊かな原生林、山の自然との共生に取り組む情熱に触れて、あらためて私たちの20数年来の活動の役割の大事さを痛感し、励まされました。

 その一部を紹介します。 すべてRICOH GX100で

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                     未管理の森林を観る

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                   密植状態のままの未管理な森林  

     根元はゴロゴロで保水力は低く、立ち枯れや荒廃が進む

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   間伐・管理された森林、下草も育ち表土が形成されつつある

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   すばらしい、みどり豊かな自然のやま  「きららの森原生林」

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                  原生林近くを流れる清流

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     山の豊かさ、炭焼の夢を熱く語る  塾長の斉藤和彦さん

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2008年6月10日 (火)

ユネスコ全国大会  GX100

2008.06.10梅雨間のはれ

 また、久しぶりの更新です。

 先週末、東京・目黒で日本ユネスコ協会連盟の全国大会がありました。私たちの豊橋ユネスコ協会が日本連盟への加盟が認められ、総会の場で加盟証と旗の授与されるということで初めて参加しました。

 会場の目黒パーシモンホールは元東京学芸大学のキャンパスの再開発施設として建設された文化複合施設ですが、なかなかに充実した施設です。

 世界も日本もいま、各地での戦争状態と軍事拡大、格差拡大と貧困、環境問題、社会不安などが深刻化しているなかで、60数年前に日本の仙台で始まった教育、科学、文化による民間の反戦平和を求めるユネスコ運動の一層の重要性をあらためて痛感しました。

 豊橋ユネスコは新入りの地域ユネスコですが、とくに若い人たちも含めて幅広い市民のみなさんと地域に根ざした国際活動を着実に進めて行きたいものです。

 当日の会場の一部を紹介します。RICOH  GX100で。

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