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2009年5月 3日 (日)

「親水」工法なる破壊    PentaxK-m

09.05.02 はれ

 連休のさきがけに、近くの浜名湖畔の宿で温泉につかり心身をほぐしてきました。

 浜名湖周辺には幾つかの温泉があり、隣接して近くにありながらそれぞれ湯質が異なります。海水温泉のような塩分の強いところ、ゆらゆらと体を包んで揺り動かすようなしっとりとした湯、透明ですっきりとした湯などいろいろで、周囲の景色もまったく百景です。

 浜名湖の遠景、水辺の波打ち際、波立つ潮流などながめていると日常の慌ただしさを忘れさせてくれます。

 しかし、この浜名湖も湖水の汚染がすすんで、生態がひどく痛められています。過日、近くの食堂に入ったとき、その主人が湖水の汚れを強く嘆いていました。魚が少なくなり、産物の牡蠣もナマで食してはいけないという規制がおこなわれているというのです。

 流入する都田川の上流にダムが建設され流水が激減したこと、周囲のみかん農園で大量の農薬と化学肥料などが使われていることなどの影響で、ひょうたん型の閉鎖水域の水質がわるくなっているのだと。名産、三ヶ日みかんの産地であるだけに、あまり声高に批判できないと囁いていました。

 帰途に、新緑の山道を楽しむために旧豊川道の脇道にはいたところに、「親水公園」がありました。期待して園内を歩いてみましたが、まったくがっかりしました。

 「親水」とは、さいきん国交省や自治体が河川の改修をする際に川辺を公園風にして人々が水に親しみ憩う場をつくっているものですが、いわゆる「近自然」と似ても否なる紛い物の「自然の人工化」です。人工的破壊です。

 その典型的な工事ともいえる工法が、この「親水公園」でした。砂防ダムにコンクリートの堤防と河床、階段で流水に近づけるというだけです。周囲のさまざまな色合いの豊かな新緑の山と不釣り合いな「箱庭公園」そのものです。

 浜名湖の一見のどかな風景と「箱庭」の一部をスナップしてみました。

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